ヤードポンド法表記
海外の文書では、時々長さや重さがヤードポンド法で書かれている場合があります。
ヤードポンド法とは、アメリカ合衆国を中心に使用されている単位系で、長さはヤード、フィート、インチ、質量はポンド、オンス、温度は華氏温度を基本単位とする計量法です。
和訳をする場合には、メートル法に換算した値を併記する必要があります。
いちいち計算するのは、とてもめんどうですよね。
ここでは、Google検索で簡単に換算値を得られる方法をご紹介します。
長さ
ヤードポンド法では、長さの単位ヤード、フィート、インチの関係は次のようになっています。
[ ]内は、単位記号を示しています。
1ヤード (yard) [yd] = 3フィート (feet) [ft][´: プライム] = 36インチ (inch) [in.][″:ダブルプライム]
一番簡単にこれらをメートル法に変換するには
Googleの検索ダイアログボックスに、例えば 「5フィート3インチ センチ」 と入力して検索するとすぐに計算結果が出てきます。


ちなみに フィートの単位記号の[´: プライム]は、「だっしゅ」と入力してスペースキーを押しながら探していくと見つけられます。
インチの単位記号の[″:ダブルプライム]は、「挿入」タグを押して「記号と特殊文字」ダイアログボックスを開いて探すと見つけられます。
また、1フィートは、英語では one foot ですが、日本語では 1フィートとなります。
0.3 feet [0.3ft 0.3´] 0.3フィート
1 foot [1ft 1´] 1フィート
2 feet [2ft 2´] 2フィート
インチ (inch) の複数形は、inchesです。
0.5 inches [0.5in. 0.5″]
1 inch [1in. 1″]
3 inches [3in. 3″]
重さ
ヤードポンド法では、重さの単位ポンド、オンスの関係は次のようになっています。
[ ]内は、単位記号を示しています。
1 ポンド(pound)[lb] = 16 オンス (ounce) [oz]
poundの複数形は pounds [lbs]、ounceの複数形は ounces [ozs]です。
この場合も、メートル法に変換するには
Googleの検索ダイアログボックスに、例えば 「5ポンド3オンス グラム」 と入力して検索するとすぐに計算結果が出てきます。


温度
海外の文書では、温度を華氏で表している場合があります。
摂氏は日本を含む多くの国々で使われている温度単位で、標準気圧での水の氷点を0度、水の沸点を100度としています。
華氏は、アメリカなどの国々で使われている温度単位で、最も低い室外の温度を0度、提唱者のファーレンハイトの体温を100度として計算して、水の氷点を32度、沸点を212度と定めたものです。
翻訳の原文中の温度が華氏で表記されている場合、摂氏に換算して値を併記する必要があります。
華氏温度と摂氏温度を換算する計算式がありますが、いちいち計算するのはとても面倒です。
Googleの検索ダイアログボックスに、たとえば「300度華氏 摂氏」 と入力して検索すると簡単に換算値が求められます。

重さ、長さのほかに、面積、体積、速度も、同様に簡単に換算できます。
参考
この一冊でグーグルの裏ワザ・基本ワザが全部わかる! オンサイト編 青春出版社
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